読み終えて部屋に放置したままの漫画雑誌を、どう処分すべきか頭を悩ませている人は多いかと思います。
漫画雑誌はかさばるため、大量に保管をしておくのが難しいうえに、単行本のコミックを買ってしまえば読み返す機会もほとんどありません。
古紙回収に出してゴミとして処分をする人もいる一方で、少しでもお金になればと買取の利用を検討している方もいますが、取り扱っているお店が少ないという実情もあります。
今回は、漫画雑誌が買取でどのように扱われているのか、そして漫画雑誌が売れるお店はどこなのかをまとめたので、参考にしてください。
そもそも漫画雑誌とは?
週刊少年ジャンプや週刊少年マガジン、週刊少年サンデーといった週刊雑誌から、月刊少年ガンガン、月刊少年チャンピオン、月刊コロコロコミックなどの月刊雑誌まで、現在の日本では様々な漫画雑誌が刊行されています。
漫画の掲載を目的とした雑誌は漫画雑誌にあてはまり、主に週刊、隔週刊、月刊、隔月刊、季刊に分類されます。
漫画雑誌は、男性向けの少年誌や青年誌に限らず、ちゃお、なかよし、りぼん、LaLaなど、女性向けの雑誌も数多く出版されており、種類は非常に豊富です。
中古で需要があるのは漫画雑誌とコミックのどっち?
単行本コミックと異なり、漫画雑誌は分厚く場所もとるので、ある程度冊数が溜まると処分を検討する人はたくさんいます。
「古本屋で漫画が売れるのだから、月刊や週刊の漫画雑誌も買取に出せるだろう」と考える人もいると思いますが、中古の漫画雑誌の需要はどちらかというと低いのです。
漫画雑誌の中に気に入った作品があったとしても、コミック化したものを買って読む人がほとんどで、漫画雑誌を中古で購入する人はまずいません。
漫画雑誌のバックナンバーに全く需要がないわけではありませんが、単行本に比べて漫画雑誌の需要は非常に限定的になるので、そもそも扱っていないお店が多いのです。
漫画雑誌を売ることはできるの?
読み終えた漫画や小説を、古本屋などに売って、お小遣いにしている人は少なくないかと思います。
同様に、いらなくなった漫画雑誌も、ただ処分するのではなく買取に出して現金化したいと考える人もいるでしょう。
しかし、漫画雑誌を扱っているお店は非常に少ないため、単行本のコミックのように手軽に売ることができません。
大手古本チェーン店の、ブックオフやゲオ、古本市場なども、漫画雑誌は週刊・月刊問わずに買取不可となっています。
大きいお店だからと言って、漫画雑誌まで買取してくれるとは限らないため、店頭での持込査定を予定している方は要注意です。
漫画雑誌が売れるお店と、そうでないお店はどうやって見分ければ良いのかなー?
まずはお店のHPを確認して、買取対象商品に「月刊誌」や「週刊誌」「漫画雑誌・コミック雑誌」などが含まれているかを確認するようにしましょう。
情報が掲載されていなかったり、買取不可の欄にある場合は、残念ながらそのお店で売る事はできません。
漫画雑誌を買取してもらえない理由は?
漫画雑誌は発行部数も多く、大量に市場に出回っているため中古で販売しても買い手がつかないことがほとんどです。
創刊号やプレミアが付いている昭和の漫画雑誌など、一部の商品は中古でも高値が付くことがありますが、ここ数年に刊行された漫画雑誌を高く買い取ってもらうのは難しいでしょう。
また、漫画雑誌は大きくスペースをとり、コミックよりも保管のコスパが悪いのも古本屋で買取してもらいにくい理由の1つです。
多くの漫画雑誌は、240円~400円程で発売されており、元値が安価です。
中古で売る際は、さらに安い値段で売ることになるため、お店側に利益が出にくいのも漫画雑誌が古本屋で扱われにくい原因と言えます。
漫画雑誌をどうしても売りたい場合
漫画雑誌が売れるお店は多くないものの、買取してくれる業者が全くないわけではありません。
大手チェーンを含め、実店舗を構えている古本屋は、保管のコストを減らすために雑誌を扱っていない所がほとんどですが、ネットの宅配買取店のように無店舗経営をしているお店なら買取してくれる場合があります。
ネットの買取店なら、売りたい漫画雑誌をダンボールに詰めて発送するだけで済むため、全国どこからでも利用できる他、送料も無料なので余計な費用がかからないのがポイントです。
誰でも手軽に利用できるので、少しでもお金に換えたいという方は、ネットが窓口の宅配買取サービスを使ってみるのも手でしょう。
お店を持っていない分コストが節約できるから、実店舗では売れないような漫画雑誌も、ネットの買取店は買い取ってくれるんだねー!
さらに、実店舗の場合はお店がある地域の人にお客が限られますが、ネットの買取店は再販ルートが全国に及びます。
確実に需要がある人に商品を売ることができるので、漫画雑誌のように需要の低い商品でも買取してくれるんですよ。
漫画雑誌が売れる貴重な宅配買取店を紹介!
宅配買取サービスを提供しているお店の全てが漫画雑誌を買取してくれるわけではありません。
漫画雑誌も取扱い商品に含まれる店舗を調査したので、どの店舗を使うべきか迷っている方は参考にしてみてください。
駿河屋
ゲームやコミックのみならず、フィギュア、プラモデル、同人誌など様々な商品の買取をしている駿河屋。
他店では買取を断られてしまうような、週刊・月刊漫画雑誌の買取も行っており、商品によっては100~300円と高額な値段で買い取ってくれます。
さらに、付録が付いているものは500円以上で取引されるケースもあり、かなりお得に漫画雑誌を処分することができるのも魅力です。
送料無料の条件が、商品の見積価格が3,000円以上か、30点以上と少々ハードルが高いので、漫画雑誌に限らず不要なものがあれば、まとめて査定に出すと良いでしょう。
もったいない本舗
もったいない本舗は、幅広い書籍の買取を行っており、雑誌も買取対象に含まれています。
送料無料で商品を送れるのが書籍類は30冊以上となっていますが、ダンボール箱を無料で提供してもらえるので、手元に梱包材がない方でも問題なく利用できるのは便利です。
どんな漫画雑誌でも買取可能なわけではなく、もったいない本舗で売れる雑誌は「2010年以降に発行された雑誌で厚みが2㎝以内のもの」と条件が定められています。
付録が付いているものは、付録も含めて2㎝以内のものしか買取できないので、利用の際には注意しましょう。
利用店舗を選べば漫画雑誌だって売れる!
漫画や小説などの書籍に比べて、漫画雑誌が売れるお店は極端に少ないですが、一部の宅配買取店では買い取ってくれる所もあります。
漫画雑誌は、状態が良い物のほうが当然高値が付くので、普段から日焼けしにくい場所に置いたり、折り目や汚れが付かないように、保管場所や扱いには気を付けると良いでしょう。
また、発売から日の浅い漫画雑誌の方が需要が高いのに加えて、劣化していない状態なので、高額査定を受けやすい傾向があります。
早めに買取に出すことで値段が付きやすくなるので、不要なことが分かっている漫画雑誌なら保管しておかずに、すぐに査定に出すのが高価買取のコツです。