プレイしなくなった同人ゲームの整理を考える際に、ただ単にゴミとして処分するのではなく、買取に出してお金に換えようと考える人もいるでしょう。
しかし、同人ゲームは商業ゲームとは扱いが異なるため、なかなか引き取ってくれるお店が見つからないのが難点です。
今回は、コミケや同人イベントで販売されているような、同人ゲームの買取事情と店舗について調べてみました。
同人ゲームも買取に出すことはできるの?
市販のゲームは、大手リサイクルショップからネットの宅配買取店まで、様々な業者が買取をしていますが、同人ゲームを売るのは簡単なことではありません。
アニメグッズを扱っているホビーショップでも、同人ゲームや同人誌の買取がNGとなっている所がほとんどです。
同人ゲームやソフトの処分を検討中の方は、まずは同人ゲームが買取市場でどのように扱われているのかチェックしてみましょう。
そもそも同人ゲームとは?
同人ゲームは、個人や同じ趣味を持つ人たちが集まって制作したゲームのことで、主に即売会や同人ショップ、Webサイトなどで流通しています。
版権作品の二次創作のゲームや、成人向け作品が同人ゲームの多数を占めていましたが、完全オリジナルの一次創作のゲームも現在は増えており、人気に火が付きコンシューマ移植やメディア化に展開するケースも少なくありません。
現在ではかなり知名度の高い、「東方Project」や「ひぐらしのなく頃に」「月姫」といった有名ゲームも、同人ゲームが始まりでした。
以前は有料のゲームが主に「同人ゲーム」として扱われていましたが、今はRPGツクールなどで制作され、Webで無料公開されているフリーゲームも同人ゲームと同一の扱いを受けることが多くなっています。
同人ゲームが買取可能なお店もある!
近年同人ゲームを販売する際は、データをインターネット上で配布する方法が主流ですが、ディスクなどの媒体で販売しているサークルもあります。
データの場合、中古商品として他人に売ることはできませんが、ディスクで販売されている同人ゲームなら、店舗によっては買取に出すことが可能です。
また、同人ゲームを取り扱っている店舗の場合、同人DVDソフトや、同人音楽CDソフトなども買取してくれる傾向があります。
作品の知名度や需要によって扱いは異なるので、どんな商品でも値段が付くとは断言できませんが、思わぬ価格で売れることもあるので、不要な物なら一度査定に出してみると良いでしょう。
最近の作品だけじゃなくて、古い同人ゲームでも売ることはできるのかしら?
2001年開催の「C61」で販売された同人ゲームを買取しているお店もあるから、多少古くても問題ないと思うよ!
古い同人ゲームの扱いはお店によって違うから、事前にサイトとかでチェックしておくと安心だねー。
同人ゲームが売れるお店が少ない理由
市販のゲームの買取をしているお店はたくさんありますが、同人ゲームの場合は買い取ってくれる店舗がかなり限られます。
そもそも同人ゲームは万人向けでは無いため、市販のゲームに比べて中古市場での需要が低いのです。
ネットが普及したこともあって、以前に比べれば同人界隈に詳しくない人でも同人ゲーム・ソフトに触れる機会は増えましたが、それでも商業ゲームほどメジャーな存在にはなっていません。
買取した同人ゲームを再販しても、購入してくれる人が限定されるため、在庫リスクを恐れて端から同人アイテムを買取しないお店は多いのです。
市販のゲームを買取しているお店や、ゲームショップだからといって同人ゲームも売れるとは限りません。
商品を買取に出す時は、予め店舗の取扱商品を確認するようにしましょう。
同人ゲーム・ソフトが売れるお店はここ!
現在、同人ゲームを買取してくれる業者を調査したので紹介します。
買取サービスのポイントもまとめたので、「売れるお店が見つからなくて困っている」という方は是非チェックしてみてください。
駿河屋
市販のアニメグッズだけでなく、コミケで販売されているグッズやサークル製の商品まで買取してくれる駿河屋。
同人誌や同人ゲーム・ソフト全般も買取対象になっているのに加えて、HPでタイトルを検索すればおおよその査定額を調べられます。
商品の見積価格が3,000円以上か、30点以上でないと宅配買取の送料が無料にならないのがネックですが、取扱商品のジャンルも多種多様なので、いらないホビーグッズが大量にある方は利用してみても良いでしょう。
お店は少ないけど同人ゲームでも買取に出すことは可能!
市販のゲームに比べて、同人ゲームは売れるお店を探すのが大変ですが、買取できるお店が全くないわけではありません。
商品によっては、マニアからの需要が高く、高価買取が期待できるものもあるので、ゲームやソフトの新旧問わずに買取に出してみましょう。
今は、同人ゲームもデータでの頒布が主流になってはいますが、ファンやコレクターの中には、ゲームのディスクをコレクションしている人もいるので、少なからず需要はあります。
不要になったからといって捨ててしまうのは勿体ないので、置き場に困っている方や処分を考え中の方は買取に出して現金化するのがオススメです。