インターネットオークションやフリマアプリ、買取業者、リサイクルショップなど、今やフィギュアを売る方法は多岐に渡ります。
選択肢が多いのは良いことですが、結局どの方法で売るのが一番良いのかが分からないという声も多いものです。
そこで、「価格」「利便性」「安全性」の3つを中心に、フィギュアを売れる方法を比較してみました。
個人間取引でフィギュアを売る方法
インターネットオークション
ヤフオクや楽オクなど、オークション形式で欲しいフィギュアを個人間で売買できるインターネットのサービスです。
かなり一般的なサービスになってきたため、利用者数も多く、価格的には高く売れる事も多々あります。
しかし、問題なのが出品の手間暇がかかるということです。
オークションに出品するためには、下記の手順を出品者自身が行わなければなりません。
- 会員登録
- 写真の撮影
- 説明文の作成
- 商品登録
- 問い合わせ対応
- 落札後の対応(入金確認、梱包・発送など)
これらに要する時間を時給だと考えた場合、いくらフィギュアが高く売れるとしても結果的には安いと感じる事も少なくありません。
そのため、1~2品だけ出品したいという人は利用価値がありますが、複数売りたいという時はかなり面倒な方法です。
もちろん落札時には手数料もかかり、出品オプションなどをつければ利用料も発生します。
しかも、必ず売れるという保証はありませんので、手間だけかかって結局損をする可能性もあるのです。
ネットオークションって、トラブルが多いと聞きましたが本当ですか?
そうなの~。実際、消費者センターだけでも毎年6,000件以上の相談が相次いでいて、警察や弁護士も注意を促しているわ。
しかも購入者のトラブルだけではなくて、出品者が騙されたり難癖をつけられてしまうケースもあるから怖いのよね~。
フリマアプリ
最近人気のフリマアプリは、スマホからでも気軽に出品できることから、特に若い世代に支持されています。
有名なメルカリやラクマだけでなく、オタク向けのサービスであるオタマートなどニッチな需要に応えるアプリも展開されているため、よりフィギュアを売りやすい環境になってきました。
ただし、フリマアプリも出品の手間や手数料がかかることはインターネットオークションと同様で、時間のわりに合わないというデメリットがあります。
また、自分の希望額で出品できるので高く売ることも可能ではありますが、実際問題は購入者が買いたいと思う価格でないと売れないため、安く設定しないといつまでも売れない事もあります。
フリーマーケット
フリマアプリと違い、実際に場所を借りてフリーマーケットに出品するという方法でもフィギュアを売ることができます。
基本的には日用品や洋服、食器などを売る人が多いため、フィギュアを売るとなると場所を選ぶ必要が出てきます。
2017年から、東京リサイクル運動市民の会が「アキバのフリマ」の開催を始めたため、フィギュアが気兼ねなく売れる場所もありますが、まだまだ開催地が少ないのが現状です。
アプリの様な撮影・説明文記載などの手間はありませんが、お店を出すための搬出入や会場までの運搬に時間と労力がかかることも考えると、あまり効率的な方法とは言えません。
しかも、フリマ出店にはブース料金として、1日4000~5000円の費用がかかります。
その場でフィギュアを実際に見て売買が完了するので、購入者とのトラブルは起きにくいですが、売れても売れなくてもかかるこの費用は無視できません。
場合によっては「手間と時間をかけて参加し、最終的に得をしない」という事もあります。
広告掲示板、地域情報掲示板
ジモティーで有名な地域情報掲示板や広告掲示板は、ネットオークションやフリマアプリと違い、手数料や掲載料が完全無料で利用できるのが魅力です。
売りたい物を登録しなければならないため、出品にかかる手間や時間はそれほど削減できません。
しかも、一番ネックになるのが「取引相手と直接会わなければならない」という事です。
このサービスは、入金方法や受け渡しの手段を相手方と相談して決めるため、企業側が用意した安全な決済方法や郵送方法がありません。
相手が承諾すれば宅配便の利用も可能ではありますが、個人情報を相手に教えなければならないことから、応じる人はごく僅かです。
前金制では相手に疑われやすく、先に発送すると入金してもらえないというトラブルがあり、結果、相手と直接会って手渡しをするのが最も現実的ということになります。
そのため、購入者は自宅近くまで来られる人に限定され、さらに対面することで強奪や性被害など犯罪のリスクもあります。
Yahoo知恵袋やSNSなどではドタキャンや値下げ交渉、待ち合わせの変更といったトラブルが多発しているという情報も寄せられています。
この事からも、よっぽどの事情がない限りは利用は控えた方が良いでしょう。
フィギュアをお店に売る方法
リサイクルショップ
不用品を買取っているお店の中でも、地域に根差した展開を行っている店舗のことです。
アイテムジャンルに関わらず何でも売れるお店が多いですが、買取った商品はそのお店で販売するため、基本的には食器やタオル、洋服、家電製品など日常生活で求められているアイテムを扱う事が多くなっています。
そのため、フィギュアを売りに行ってもその価値が分かる店員はほとんどおらず、安く買取られてしまい、損することになりかねません。
さらに、かさばるフィギュアをわざわざお店に持って行かなければならない訳ですから、持ち運びの手間や往復の時間がかかります。
店舗買取
リサイクルショップと同じく、構えているお店に売りに行く方法ですが、店舗買取店は特定のジャンルに特化した買取を行う専門店のことを指します。
各店には利用の規定があり、それに則って売買を行うため、個人間取引よりも安全性の高い買取方法です。
価格の面で見ればリサイクルショップよりも高く売れる可能性はありますが、店舗を構える費用がかかっているため、あまり高く買取ってもらえない事がほとんどです。
また、リサイクルショップと同じ様に往復の運搬や査定の待ち時間が発生するため、フィギュアを売る時には手間が大きくかかる方法と言えます。
駅前で見かけた買取店は、ブランド品や金券などの買取をしているみたいなんですけど、フィギュアも売れるんですか?
多くの地域にあるのはブランド品や貴金属、金券、本などを扱っているお店が中心で、フィギュアを売れる買取店はそれほど多くないの~。
アニメ文化の根付いている街とか、そもそも中古のフィギュアを売っているお店なら買取ってくれたりするけれど、店舗数はそれほど多くないからお店自体を探すのも大変なのよね~。
出張買取
買取店のスタッフが自宅へ来て、その場でフィギュアの査定を行ってくれます。
箱に入ったフィギュアは少ない数でもかさばるため、自分で持って行く必要が無い出張買取は利便性が高い方法です。
ただし、どこの買取店でも行っているわけではないので、利用できる地域やお店が限定されてしまいます。
フィギュア買取の場合は、出張買取を主力として行っているお店というよりも、「店舗買取を行っているお店が、大量にフィギュアを売りたいお客様のためのサービスとして出張買取を行う」という形態が多いため、買取価格の面でもそれほど高額な値段は期待できません。
他のジャンルでは、出張買取だと高めに売れる事も多いのですが、フィギュアの場合は店舗買取と同等くらいの価格だと思っておいた方が良いでしょう。
出張買取の利用条件として売却する点数を設けていたり、点数制限はないが出張費がかかるというお店もあります。
各店によってサービスが異なるので、利用の際は規約をよく確認してから申し込みましょう。
宅配買取
専門的な査定を行ってくれる買取店の中でも、宅配便でフィギュアを郵送するだけで査定を行ってもらえる方法です。
フィギュアを詰めて送るだけなので手間もかからず、発送の際は無料の集荷が利用できるので持ち運ぶ必要もありません。
しかも、買取店のサービスの中では最も高く売れる方法なので、高価買取を狙いたい人にオススメです。
全国どこにあるお店でも利用できるので、住まいの地域による損がなく、より良いサービスかつ高く買取ってもらえるお店をじっくり選んで利用できます。
宅配便で送る日にちを考えると、他の方法よりも時間がかかるんじゃないですか?
確かに、その場で査定・支払いができる店舗買取や出張買取に比べると、現金化するまでに少し時間がかかるわ~。
でも、通常期ならおおむね1週間程度で完了するし、その間に拘束されることもないから、忙しい人や時間をかけたくない人にも便利なのっ!
手間なく高く売るなら「宅配買取」へ
フィギュアを売る方法はいくつかの手段がありますが、手間と時間がかかり、さらにリスクも伴う個人間取引は、高く売れる可能性があってもあまりオススメできる方法ではありません。
安全性・利便性・価格のバランスが良い買取店なら、誰でも安心して利用できます。
しかも、宅配買取ならより高い買取価格で売ることができるため、少しでも高く買取って欲しいという人にもピッタリです。
ぜひ信頼できる宅配買取店を見つけて、いらないフィギュアをオトクに処分しましょう。