買取の自動承認は危険!?メリット・デメリットと本当の有益性を評価

近年、宅配買取の中で増えてきているのが、自動承認サービスです。

様々なメリットがある一方で、実際に使用した人からは不満の声が多く聞かれており、「自動承認はキケン」「使わない方が良い」といった口コミが多数寄せられています。

ここでは、自動承認はどんな仕組みのサービスなのか、どのようなメリットとデメリットがあるのかを解説し、使うべきサービスなのかどうかまで検証していきます。

自動承認を魅力的に思っている人、利用するか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

自動承認が選ばれる魅力とは?

普通の宅配買取は、商品を送った後に査定が行われ、その結果が提示されてから売るかどうかの返事をします。

自動承認は申し込んだ時点で成約することを確約して買取を依頼するサービスで、査定の通知が行われないため、買取店への返事が不要というのが特徴です。

では、自動承認を利用する人はどんな所を魅力に感じて使用したのか、まずはそのメリットを確認してみましょう。

確認の手間が省ける

自動承認は査定額が通知されず、お店が査定をした金額がそのまま指定した口座に入金されます。

そのため、普通の宅配買取と違って「査定額を確認し、承諾するか否かの返事をする」という手間がかかりません。

できるだけ簡単に売りたいという人は、この手間が省けることをメリットに感じ、自動承認を選んでいます。

お店から総額の通知は届くのですが、内容はあくまでも振込をした(する)額であり、決定事項です。

振込された金額に相違がないことを確認するためのものであり、成約するかを判断するための用途ではありません。

入金までのスピードが早い

査定の結果を確認して返事をするとなると、それだけでも1~数日の時間がかかってしまいます。

自分が確認をしたり判断するのが遅ければ遅いほど、入金のタイミングが延びてしまうのが一般的なサービスです。

しかし、自動承認なら確認の手間が省ける分、決まった査定額をすぐに振り込んでもらえるため、すぐに現金化することができます。

そのため、「今すぐお金がほしい!」という人には嬉しいメリットで、1日でも振り込みを早くしてもらいたいという利用者が支持しています。

お得なサービスがつくお店がある

「査定の金額を利用者に送り、さらに返事の内容を確認して対応する」というのは、お店にとっても手間の1つです。

この手間が省けることで、買取店としても回転率を上げて多くの顧客に対応する事ができるため、お店にとってもプラスになるサービスと言えます。

その御礼代わりとして、自動承認を選んだ顧客に対しては査定額アップや送料無料などの特典が付くことが多く、この特典目当てに利用する人が多いのです。

手間が省けてオトクになるなんて、自動承認って素敵なサービスですわ!

私も宅配買取を利用する時は、使ってみたいサービスです。

確かに、買取店のサイトにもこの様なメリットが書いてあって、とても魅力的に感じるの。

でも実はここには書いてない落とし穴があって、利用した人から様々なクレームが出ているのよ!

不満続出!自動承認にクレームが入る恐ろしい理由

自動承認は査定結果の確認をしたり、自分で成約・キャンセルの返事をすることがありません。

つまり、買取価格についてはお店の査定を全面的に信用する事になり、どんな結果が出てもお店に文句は言えません。

自動承認に対して出ている不満は、どれも買取店の査定を過信しすぎたことによって起こっており、これが利用しないと気づけない落とし穴になっているのです。

自動承認は買い叩きの元!

申し込みの時点で成約が保証されている自動承認は、買取店からすれば都合の良いように使える顧客という見方をすることが出来ます。

どんな結果が出ても文句が言えない以上、どんなに安く買取ってもクレームされることがありません。

そのため、自動承認を選択すると想像以上に安い金額で買取られてしまう事も少なくなく、結果多くの不満につながっています。

もちろ、自動承認か否かにかかわらず価値を見て判断した金額を提示してくれる買取店も一部ありますが、通常サービスに比べるとほぼ全てのケースで査定額が極端に安くなってしまいます。

自動承認利用の特典として、買取価格アップのサービスを提供している買取店もありますが、実際に振り込まれる金額は通常査定よりも大幅に減額されているため、この特典を加味しても全くオトクになりません。

「メリットだけを見て申し込み、後になって振込額を見たら愕然とした」という人が非常に多くいますが、買取店もあくまで商売ですから、少しでも利益が出せる顧客からはできるだけ安く買取りたいというのが心情です。

しかも、顧客はキャンセルはできないという条件がつけられているため、例えば本を100冊売って買取価格が500円だったとしても、その結果を受け入れるほかありません。

えぇ・・・そんな事になっているとは知りませんでしたわ。

メリットだけ見て安易に使用すると、痛い目に合ってしまうのですね。

実際に、消費者センターや弁護士ドットコム、Yahoo知恵袋などで、自動承認に関するトラブルが相次いでいるの。

しかも「後からキャンセルや取り消しはできない」という事を知らずに使っている人が多いので、注意する必要があるわね。

自動承認でトラブルを防ぐために

自動承認の利用を検討する時は、メリットだけでなくデメリットについてもしっかりと理解し、よく考えてから利用するようにしましょう。

「1円でも良いから買取ってほしい」という場合には利用できますが、予想より安く買い叩かれてしまう危険性を考えると、「少しでも高く売りたい」という人にはおすすめできません。

通常サービスは確認の手間と時間はかかりますが、それほど大きな負担ではないため、基本的には自動承認よりも通常の宅配買取を利用した方が賢明です。

もし自動承認を知らずに選んでしまったら?

万が一、自動承認のデメリットを知らずに申し込んでしまい、非常に安い価格を振り込まれてしまったとしても、原則クレームはできません。

査定結果の確認がないため、自動承認のサービスを申し込んだ時点で買取の規約に同意したことになり、契約が成立しているからです。

ただし、どうしても納得できないという時には「消費者契約法」を盾に、交渉する余地は残されています。

消費者契約法第10条では「消費者の利益を一方的に害する条項は無効になる」という規定があります。

つまり、自動承認を含め、どのような契約であっても、買取店は合理的な価格で買取をしなければならないと解釈することができ、あまりにも酷い値段の場合は契約不成立として返品を要求できるという事です。

ただし、これはあくまでも「相場を大幅に逸脱して安い」「二束三文の金額で買い叩かれた」という公序良俗の違反がきちんと証明できることが前提です。

例えば、直前に他店の査定をしており、見積もりを持っていて、それを根拠に不当な減額をされているという事が伝えられる場合などです。

自動承認の利便性を魅力に申し込んだ場合、事前に他店の通常サービスを利用している可能性は低いため、あまり現実的ではないかもしれません。

証明するものがないと、どうして交渉できないのでしょうか?

買取相場から大きく外れているかどうかは、素人目では確かに判断できるものではないわよね。

つまり、いくら「不当だ!安すぎる!」と伝えてもそれはあくまで顧客の感想で、本当にきちんと査定した結果である可能性も否定はできないの。

だから、法的根拠に基づいて契約を白紙にしたいという時は、確実な証拠がないと対応してもらえないわ。

もし交渉材料を持っていて、買取店に対して返品を要求する時は、メールや内容証明郵便など送ったことが記録に残る方法で通知をしましょう。

この交渉は「キャンセルによる返品請求」ではなく「契約の無効による返還請求」になることを、間違えないようにしてください。

返還請求の通知は、買取店の善意によって対応するかどうかが分かれるため、必ず応じてくれるとは限りません。

もし通知を無視されてしまった場合、消費者センターや特定適格消費者団体に相談するか、個人で調停・裁判などの法的手続きを行うことになります。

自動承認はトラブルの元!基本的には使わない方が吉

自動承認は手間が省け、お得な特典も付いてくるとあって非常に魅力的ですが、現実は買い叩きのトラブルに遭い、困っている人が多くいます。

少額でも良いから買取って欲しいという人には便利なサービスですが、適切な買取価格で売りたい人には推奨できないサービスです。

もし買い叩かれてしまったとしてもクレームはできない事を念頭に、利用するかどうかを決めましょう。