買取店を利用する時は売りたいアイテム以外に、提出しなければならない書類の準備が必要です。
「不用品を送ればいいんだ!」と思いがちですが、肝心な書類も併せて用意していないと、残念ながらサービスは利用できません。
基本的にはどの買取店を利用する場合でも、準備の必要な書類はほぼ同じです。
どんな書類が必要なのか、買取直前に慌てないためにもしっかり理解しておきましょう。
買取利用時に必須の書類
どこのお店を使う場合でも下記の2つの書類は必要になり、どちらか一方でも欠けるとスムーズに利用ができません。
必ず事前に確認しておき、準備を忘れないように気を付けましょう。
トラブルを防ぐ「買取申込書」
買取店が査定を行う際、本人がきちんと申し込みをした事を確認し、記録するために必要なのが買取申込書です。
また、買取申込書の提出をもって、利用規約に同意したことの確認を取っています。
申込書は氏名、住所、電話番号、生年月日などの顧客情報と、宅配買取の場合は振込先口座を記入します。
店舗買取や出張買取はその場で渡されますので、査定を開始する前に一番最初に記入しましょう。
宅配買取を利用する際、店舗の公式サイトから印刷する場合と、無料ダンボールの配送と併せて郵送してくれる場合があります。
どちらの方法を採っているかはお店によって異なりますので、公式サイトから申し込みをする際に必ず確認してください。
アイテムの詳細を書く場合も
買取申込書は、査定するアイテムの内容に相違がないことを確認するために、何を何点査定に出したかを記入する欄が設けられていることがあります。
さらに古物台帳と併用している場合は、ジャンルと点数だけでなく品名やブランド・メーカー、型番・品番などの記入が必要な事もあります。
この点数や商品詳細は、抜け漏れや記入間違いが起こりやすいので、準備する時は1つずつ確認しながら丁寧に行いましょう。
宅配買取では、買取申込書を売りたいアイテムと一緒にダンボールに入れて発送します。
同梱し忘れてしまうと費用自己負担で郵送しなければならず、しかも査定の順番が後回しにされてしまうので、入れ忘れのないように注意してください。
無いと利用できない「身分証のコピー」
身分証のコピー(本人確認書類)は、日本全国どこの買取店を利用する場合でも提出が必要な書類です。
これは盗難品やコピー品の流通を防ぐため、買取に関する法律「古物営業法」に利用者の提出が義務付けられています。
名前・現住所の掲載が必須となり、身分証の種類によっては顔写真や生年月日の記載も必要です。
身分証として使えるもの(例)
- 運転免許証、運転経歴証明書
- 健康保険証
- 写真つき住基カード
- 住民票(コピー不可)
- 福祉手帳(身障者手帳など)
- 外国人登録証明書
マイナンバーカード(個人番号カード)、マイナンバーの通知カードは身分証として使用できません。
また、学生証の利用可否は、買取店の規定によって異なります。
初めて利用するお店では必ず提出しなければなりませんが、2回目以降は変更がなければ再提出の必要がないお店も増えています。
提出の方法を確認しよう
宅配買取の身分証の提出方法は、「紙面での提出」と「ウェブアップロード」の2種類があります。
紙面提出の場合は身分証をコピーし、買取店のスタッフに渡すか、送る荷物の中に同梱します。
ウェブアップロードでの提出ができる買取店では、公式サイトからマイページに入り、スマホやデジカメで撮影した身分証の画像を送信してください。
どちらの方法を採用しているかはお店によって異なるため、申し込み時に確認しておきましょう。
先日、地球から月へ引越したばかりで・・・
身分証の住所を変えてないのですが、どうしたら良いのでしょう?
身分証として使用できる書類は、基本的に現住所が載っていなければならないの。
買取店によっては、書留の郵送・受け取りで住所確認をしてくれる場合もあるけれど、トラブルを防ぐために現住所に書き換えてからの利用をオススメするわ。
場合によっては必要になる書類
未成年者の利用に必要な「同意書」
未成年の人が買取店を利用する場合、基本的には保護者の人に代理で申し込んでもらいますが、お店によっては保護者同意書の提出で対応してくれるお店もあります。
同意書を提出して利用する場合は、必ずお店のスタッフに手渡すか、荷物に入れて届けましょう。
買取店への伝言に「売主メモ」
宅配買取ではお店のスタッフと直接話す機会がないため、何か伝えたい事がある時はメモを入れて伝言を残しましょう。
例えば、アイテムのメーカーやブランドが載っていない(あるいは、消えて見えなくなっている)という時は、メモに書いておくと査定スタッフが判断しやすく、間違うことなくスムーズに利用することができます。
また、フィギュアやバッグを売りたいけれど外箱がないという時は、パーツや付属品をまとめて袋に入れてから、対象アイテムの名称と中身の詳細をメモで伝えると良いでしょう。
書類準備は意外と大切!ないと売れない事も…
トラブルを防いで安全に利用するためには、必要書類を1つずつ確認しながら記入することが大切です。
買取店を利用するのに必要な書類は少ないため、準備に時間がかかることもありません。
ないと利用できない書類もありますので「何が必要か」を事前に把握し、売る前には「記入漏れ、誤記載はないか」を必ずチェックしましょう。